きちんと食べないとやせないのはなぜでしょうか?
精神的、肉体的両面から見ていきましょう。

●正しく食べて精神的に満足しないとやせない

人間が生きていくうえで必要不可欠な食べるという行為をあきらめるということは、かなりのストレスになります。精神的にも自律神経に変調をきたし、精神状態もおかしくなります。そうすると自分の体をコントロールすることができなくなるので、コントロールが必要なダイエットなど到底できなくなるわけです。そして、過食拒食といった衝動に走ってしまうことも。

というのも食欲は基本欲求のひとつ。だから、精神が満たされない食べないダイエットは長続きしません。そして、やせる太るの繰り返しで、落ち込んだり、悲しんだり、どんどん自分自身を追いつめてしまいます。

きちんと食べて精神的に満たされていれば、必要なものを必要なだけ食べるということもわかり、おいしいと感じることができるのです。だから食べ過ぎれば、おいしくなくなくなるということもわかるようになるわけです。

そして心のバランスを欠いた状態では、体も鈍感になり、体の機能が活発でないと、エネルギーをうまく燃やすこともできなくなります。人間の欲求を無理に押さえ込んでコントロールしようとすれば、やがて変調をきたしておかしくなる・・やがてコントロールがきかなくなるとドカ食いなどに走ってしまい、それを悔やんでまた過激なダイエットに走るといった悪循環で体も心もボロボロになってしまうことにも。

だからダイエットをするときは基本欲求である食欲を満たしながら行うことが必要なんです。

●食べないダイエットはやせにくい体をつくる

食事を取らないでやせるようなダイエットは、老化を加速させます。人間の体を構成する皮膚、髪の毛、筋肉、骨、臓器、血液などさまざまなものが日々新しく作り変えられています。だから栄養分が口から入ってこないとどうなるか?体はしぼんでしまうのです。体重は減ったけど、肌はボロボロ、髪の毛は抜け落ち、腎臓機能は低下してむくみがでてきて、かえって太って見えるといったことにも。

食べないダイエットを続けていると、すぐに貧血状態になり、体温も下がってきて、体の基礎代謝量も減ってきます。基礎代謝量とは、人間がじっとしていても消費するカロリーのこと。だから、基礎代謝量が低下すると言うことは、やせにくい体になるということです。

反対に基礎代謝量を上げれば、じっとしていてもカロリーを消費するやせやすい体質になれるわけです。このような体質になれば、少しくらい余分に食べたくらいで太ったりしなくなります。やせにくい体だと、ほんのちょっと食べただけで脂肪として蓄えてしまうようになってしまうのです。

●食事の回数を減らすとやせない

ダイエットだからといって、食事を抜いたりするのは逆効果です。食事の回数が減って間隔があくと、体は食べ物が入ってこなかった場合に備えて、食べたものを脂肪として蓄えようと作用するようになります。

また胃や腸の消化吸収能力が高まって、かえって太るということにも。だからバランスの取れた食事を1日3回きちんと食べることがやせることにもつながるのです。そのときの配分量は、朝と昼は多めに、夜は少なめに、寝る前の2~3時間は食べないといった感じで。

ただし、ある程度体重が減ってくると、体が小食に慣れてきてやせなくなってくることがあります。これは基礎代謝量が落ちてエネルギーを消費しづらくなるなるから。このとき、食事制限のダイエットだけでなく、運動を取り入れることで、新陳代謝が活発になり、体脂肪を分解するホルモンの分泌も高まるので、やせやすくなります。

●食べないダイエットでは皮下脂肪は減らない

食べないダイエットでは皮下脂肪ではなく、筋肉が減っていきます。食べずにやせても、体のラインはキレイにならずに、しぼんだ感じになってしまいます。逆に健康的に食べてやせれば、メリハリのあるキレイな体型になるんです。

さらになんでもバランスよく食べると、体が活性化してきてエネルギーの消費を促します。食事も体温を高める食事にすれば一層効果的。

そしてキレイにやせるためには、バランスよく食べるだけでなく、運動も必要。必要な栄養をとりながら、運動をすることで、体脂肪が減り、逆に筋肉がつきます。筋肉がつくと、基礎代謝量が高くなるので、同じカロリーをとっても太りにくくなります。

基礎代謝量を高める運動は、有酸素運動、もしくは筋力トレーニング。酸素を取り入れながら行うので、皮下脂肪を効率よく燃焼します。だから食事制限だけでやせるよりもリバウンドしにくく、またトレーニング方法によっては、部分的に引き締めたりもできるので、理想的な体型になることも可能です。